自分の能力に限界を感じたり、発想に行き詰まったり、スランプに陥ったり、人は時として多くの壁に突き当たります。
こんな時、どう行動するかによって、人生が大きく変わることがあります。
噺家の立川談志は「飢え」と[寒さ」を弟子たちに強いて、芸と人間の幅を成長させたと云います。暖かく平穏で不自由のない環境では、人の才能は開花せず、大成した噺家にはなれないという、厳しい教えなのかもしれません。
感覚やひらめきを主とする人間の生業には、他人が理解できない「主観」の世界が必要になります。
この絶対的な「主観」を育てる為に「寝させない」「食べさせない」を強いて、限界に追い込み、ひと皮剥いて成長させ、感覚を成熟させる「形」が昔から存在しました。
誰もが持っている「本能的な能力」を目覚めさせ、開花させることを主眼に、五感を研ぎ澄まし、漠然とした「勘」の世界を深める修養です。
俗的なものを例えるなら、1キロ先の焼き鳥屋の臭いに唾が湧き、暗闇の中でも蚊が飛び交う姿を確認し、100m先の野良猫の呼吸を聞きわけ、山水の純粋な混じり気のない味に感涙し、冷気が肌をまとわり付く肌触りに爽快感を味わうような体験を重ねていくことです。
この先に開花していくものが「人間の潜在能力」の世界です。
スランプから脱する
逃げ出せない「本番」に臨む
人生の一か八かの局面に立つ
勘を研ぎ澄まし動きを一新する
人生の未来を開く
それぞれの目標に向かって、隠れていた潜在能力を目覚めさせ、自信を持って命を大きく使っていく気持ちで、自己を開発してみましょう!