からだの波に触れる

生き物には身体の波という、自然のリズムがもともと備わっています。

調子の良い時と悪い時ではなく、活動期と休養期といった感覚です。

 

海の満潮と干潮、月の満月と三日月などの周期的なリズムと似ています。

からだの波は七日七日や約三ヶ月ぐらいの中波、約三年半ほどの大きな周期の波もあります。

 

「低潮期」には身体を休めたくなり、眠りも長い時間になります。

食べる量が多くなり、ゆったりしてイライラすることが少なくなり、過去の事がよく思い出されるようになります。

 

入浴で気付くことは、肌が弛み、水の切れが悪く、風呂上りに水を弾かない気がします。髪の毛が柔らかくなり、声も細くなる感覚を持ちます。

呼吸は息を吐いている時間が長くなります。

 

オリンピック選手が競技当日「低潮期」に入っていたら、実力を発揮できず、記録は望めないかもしれません。

誰もが自然のリズムからは、逃れられない宿命があります。

 

一方で「高潮期」では、やり過ぎて失敗したり、勢いで高額の買い物をしてしまったり、運転中スピードを出し過ぎてしまう等、自分にブレーキが効かなくなることがあります。また、ゆっくり休むということが出来ません。

 

感情が爆発するとか、事件や犯罪を起こすとか、意地悪や八つ当たりをしたくなるようなケースも高潮期の現象です。

 

自分の波のリズムを掴まえて、からだを楽な方向に少しずつでも操縦できるといいですね!