本気で自分と向き合う節目

歩んでいく道を自分と向き合いながら「答え」を出していく作業を疎かにして、生きる勢いが若い頃とは違う、四十代前後から「うつ傾向」に陥る人が増えています。

 

自分の生きていく「要求」を他人に合わせたり、流行に合わせることなどを捨て「これが私…これが私の生き方」というものを、本気で捉える作業がとても大切です。

 

「これが私…」がはっきり掴めると、他人に理解されなくとも心が動じなくなり、一人で居ても寂しさに支配されず、平常心で自分を高めていけます。

 

自分さがし」などという言葉で、職場や居場所を転々と変えていく人達がいますが、裏には無意識の「不安」に絶えず付きまとわれ、厭きたら他へ行けばいいや…という欲求が働き続けます。

 

海外などで仕事を転々とし、それがステイタスであるかのように思っている内に、気が付けば中年を迎え、自分が「空っぽ」であったことに気付く人もいます。

 

 友人が近くにいなければ孤独や不安に陥り「肩書き」がなければ立っていられないという心理状態は、何かに寄り掛かっていなければ倒れてしまう、不安定な危うさと弱さが同居している状態です。

 

「年齢が幾つになったからといって、遅いという事はありません…」

まず自分と対話して、自分の本当の欲求、本当に得ようとしているところ明確にしていくことです。

 

時間を掛けて、自分の内面に向かっていく行動を起こしましょう!

 

ゆるぎのない自分」に逢えさえすれば、それで良いのです……。