人間の潜在意識の中には、見たこと聞いたこと、体験したことすべてが入っています。良いことも悪いことも、自分を不快にするもの、楽しくするもの、すべて身体に存在しています。
人の「人相」も潜在意識が表面化したものです。
無意識に蓄積したもので、こころが委縮してしまったり、高ぶったり、あるいは観念が凝固してしまうことがあります。
無意の中に入れてしまった潜在意識が、実際には自分を動かしているものです。
嫌なものは嫌なまま、困ることは困ったままで暮らしていると、自分が掴んでしまった「闇」を明るい方向に導くことが難しくなります。
潜在的なものが、からだに現われたら、余分に頭を使わず、堂々巡りせず「雑念」を捨てていく。そして背骨を弛めるような心持ちで、ゆったりと海中の海草が揺れるように、からだを自然な動きに委ねてみる。
嫌なものを放し、自分の心地よい姿や、すっきりと爽快な姿を空想・想像できる方向に、自分のからだを治めていく。
涙が出たり鼻水が出たり、欠伸が出たり、咳が出たり、叫びたくなったら叫ぶ、すべて気にせずなすがまま……恐れずに、自然にゆだねて下さい。
時間を掛けましょう。
少しずつ少しずつ、中身の変化を感じられるようになります。
そして心が軽く、楽になっていくことを実感してみましょう!