子どもは無意識に母親の不安を感じ取り、言葉で表現できないところを、皮膚を通してその不安を表現しています。
云うなれば、母親の心理状態を映し出す「鏡」でもあります。
アトピーは子どもがお腹に入っている時の影響によるものと、生まれてから以降の、母親の精神状態の影響を反映しています。
例えば、
・家庭内での嫁・姑の関係や、家庭内での夫婦の諸問題
・母親の孤独と育児への不安
・子どもの健康に関する、行き過ぎたケアー
・無農薬食品や栄養にこだわりすぎる母親の姿勢
など、母親が緊張し、心を乱す事項は無限にあります。
子どもを病院で治療しても、一向に症状が改善しない場合、それは子どもが母親の心情を敏感に捉えているからです。
つまりアトピーは、母親に問題があるケースが多くあります。
母親の心身が安定し、不安なく、楽にかつ自然体で、子どもの要求が無意識に理解でき、子育てにおいて「漠」とした自信を持つことが、子どもにとって最良の環境です。
子育ての知識は、脈々と受け継いできた遺伝子の中にすでに組み込まれているのです。
理屈ではなく「やれる気がする・出来る気がする!」という感覚です。
母親に不安や恐れが必要以上に存在すると、子どもは無意識に息苦しくなり、呼吸器官でもある皮膚に症状を出すのです……。
まず落ち着いて深呼吸してから正座し、緊張を緩めながら、母親たる自身の心を見詰めてみて下さい。そして少しずつでも自分が楽な方向に、心を軌道修正していきましょう……。