過活動膀胱と診断されたWさん(40代:女性)がおります。
3ヶ月前から急に我慢できない尿意が起こり、職場でも時間を問わず、トイレに駆け込むケースが増え、夜中ベッドに入ってからも、目覚めて、トイレに行く回数が増えたとのことでした。
Wさんは普段からスイミングやテニス・登山などで身体を鍛え、サプリメントも多数飲用されて、健康面では人一倍、気を使っている方です。
過活動膀胱の原因は、脳や脊髄などから起こる神経系統の場合と、出産や加齢などからの骨盤底筋の弛み、また原因が特定できないもの等が挙げられます。
周囲との協調性に長け、穏やかで明るい性格のWさんなので、職場での人間関係やトラブルなどは無く、精神的なストレスは思い当たらないとのことでした。
半年程前から、田舎で暮らす高齢のご両親が、お二人とも体調を崩し、近い将来、兄妹の誰かが傍で、面倒を見なければならない状況が迫っていることを感じています。
様々な可能性を話し合う中で、現在の職場を辞めて、田舎で暮らしていけるかどうかという、不安も抱えていらっしゃいます。
膀胱系には仙椎に刺激のある鍼と、骨盤を締める施術を行い、目前の問題に正面から取り組めるよう、背骨の捻じれを調整します。
Wさんは、だんだんと、ご自身の感情に目を向けられるようになってきました。身体が整えば、自ずから、本心の望む方向に、道が開けてゆきます。
※このブログはWさんの了解を得て、掲載しております。